気どりながら大声を出す父さんと僕

夏休みも半分ほど過ぎた頃の夕暮れ時。
「カンけり」で鬼になってしまった少年は、ものすごくお腹がペコペコだった。
捕まえても捕まえても、カンを蹴られて捕まえた友達が脱走するので、もはや今日のカンケリは終わらないんじゃないかとうなだれていた。
クタクタに遊び疲れて家に帰ると、扉を開ける前に、今日の夕飯が判明した。
とびっきりうまそうなカレーの匂いに、少年は「よっしゃ!」と叫んだ。

月が見える火曜の午後に料理を
宿泊に行きたくて思い焦がれていた場所、と言うのは真鶴半島だ。
初めて知ったのは真鶴というタイトルの川上弘美さんの文庫本。
残念ながら、自分の未完成な頭では、いまだに深い感心はできていないと思う。
でも、登場する真鶴の雰囲気が好きで、まだ見ぬ真鶴に憧れを抱いていた。
静岡県熱海市と、神奈川県との境目に位置する所が真鶴半島。
半島の先が真鶴岬。
岬の少し先、海上に見えているのは三ツ石という石が3つ。
真ん中の岩の上には鳥居があって、干潮になると歩いて向かえる。
願いが叶って、ストーリー中の風景を見に行くことができた。
私の一眼のメモリーは真鶴の景色がいっぱい。
旅館のおじさんに真鶴が好きだと話すと喜んでくれた。

どしゃ降りの日曜の晩に座ったままで

過去に関わったOLさんがいる。
今までに出会ったことのないような女性で、トークの内容がいつも面白かった。
おまけに彼女は資格マニアだということ。
幼稚園の先生の免許、クレーン免許、通関士。
トイック800点、調理師免許、そして、元キャビンアテンダント。
公認会計士もパスしていると聞いたような。
さすがに公認会計士の件を親友に話したら、君の聞き間違いもあり得ると思う、など言われたけれど。
彼女は、二まわり年上の専務と結婚し寿退社していった。

勢いで踊る姉妹と暑い日差し
夏にあったことを今年はやっていないが、仲のいい人と来週、コテージをかりてBBQをする。
毎年のお決まりだけれど、まれに、息抜きになる。
男があまりいないので、すごくいっぱい火をおこしたり準備をしないといけない。
特に、バーベキューの準備が、女の人は不得意な人がまあまあいるので、活躍しないと。
けれどもきっと皆でお酒を飲むからその時は、アルコールをほどほどにするように気をつけよう。

騒がしく熱弁するあいつと読みかけの本

仲のいい子とお昼時に会う約束をしていた。
福岡のいつもの大きな画面の前。
すると、ちょっと遅れると電話がきた。
巨大なテレビの前はみんなの集合場所なので、人々は次第にどこかへいってしまう。
ウォークマンでミュージックを聴きながら、景色をじっと見ていた。
でもあまりにも時間を持て余して近くのPRONTに入り、アイスティーを飲んでいた。
しばらくして、友人が遅くなってごめんね!と言いつつきてくれた。
お昼どこに行く?と聞くと、パスタが良いとの事。
ホットペッパーを見てみたけれど、いい店を探しきれなかった。

目を閉じて口笛を吹くあの子と季節はずれの雪
甘いおやつがめちゃめちゃ好みで、ケーキやだんごなどをつくるけれど、娘が色々わかる年になって作るおやつが気を付けなければならなくなった。
私と妻がものすごく喜んで食べていたら、娘がいっしょに口にしたがることは当然だから子供も食べてもいいものを私がつくる。
私は、チョコ系のスイーツがとっても好きなのだけれど、娘には激甘なケーキなどはまだ食べさせたくないのでつくるのを控えている。
ニンジンやかぼちゃをいれたケーキが健康にも良いと考えているので、砂糖を少なくして入れて混ぜて焼く。
笑った顔でおいしいと言ってくれたら、とてもつくりがいがあるし、またつくろうと思う。
このごろ、ホームベーカリーも使ってつくったりする。
そうしたら、簡単だった。
いつもは、自分で一生懸命混ぜるけれど、ホームベーカリーは、混ぜてくれるし簡単だ。

汗をたらして跳ねる父さんと枯れた森

きのうは、1ヶ月半ぶりに大雨になった。
釣りの約束をいとことしていたが、雷が鳴ってきたので、さすがに危なそうで行けそうになかった。
確認したら、雨が降っていなかったので、やっぱり行こうということになったのだが、釣りに行ける道具の準備をして、行ってみたけれど雨が降ってきた。
雨がやんだから来ていた釣り人が、あわてて釣り道具を片づけていた。
えさも買って準備していたが残念だった。
天気のよい休みにと話して釣りざおなどを片づけた。
明後日からは晴れそうだ。
その時は、今度こそ予定を立てて行ってみる。

ひんやりした大安の深夜は窓から
最近、小説をぜんぜん読まなくなった。
大学の時は、かかさず読んでいたけれど、ここ何年か、仕事があるし、時間をつくりにくい。
時間があっても、ゆっくりと小説をじっくり読むという心になかなかなれないので、見ていてもおもしろく感じられない。
けれど、ものすごくはまってしまう小説に10年ぶりに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説が好きだから、お二人が新人賞をとった群像文学新人賞が自分の好みに近いものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
それでも、次の世代の光っている若手がいないかと気になるからまた読んでみたい。
だけど、純文学なのだからと無理に難しい言葉を使っているけれど内容が伝わりにくいものも多いから残念だ。

ゆったりと体操する弟と冷めた夕飯

東京都ではるか昔より賑わっている町が、台東区にある浅草。
その中で歴史のあるお寺が浅草の観音様だ。
まさに最近、浅草寺へご参拝に行ってきた。
久しぶりに行く東京の浅草参拝。
いっそう、自身の目で実際に確認して分かったのは、日本人以外のお客様が多いということ。
世界中よりツアー客の集うここ浅草、以前よりどう見ても増えている。
というのは、世界一の総合電波塔、スカイツリーが建った関係もあると考えられる。
近隣の国からは、羽田空港ハブ化で身近になったという事から、プラス、ヨーロッパの方や欧米諸国からは、着物や和装小物に魅力を感じて来ている観光客が多数だと感じる。
とにかく、これからの未来も多くの外国人観光客が来るということを想像させられた。
この国の素晴らしさを見つけぜひ楽しんで心に残る記念にして欲しい。
私はというと、仲見世通りをじゅうぶん散策することができた。
お土産として有名な人形焼と雷おこしなどをたくさん購入して、足袋や木刀も見せてもらった。
宝蔵門を通過すると、立派な浅草寺本堂が見えてきた。
この屋根瓦はチタン瓦を使用して、改修工事を行ったという。
本堂の秘仏の観音様に旅の無事と平和を祈りしっかりご参拝してきた。
今年の頑張りが、必ずどこかで表れますように。

具合悪そうに自転車をこぐ父さんと失くしたストラップ
中学生の頃、両親は、娘の私の人付き合いに対し大いに積極性を求めてきた。
普通から外れてはダメだ、など。
とっても生きにくい過去だったと思う。
学校が過ぎると、日課のように、作り話を楽しそうに母に伝える。
そうすると、楽しそうな顔をするのだ。
ちょっとでも違うと、おかしい。
そんなことだけ頭にあった昔の私とお父さんとお母さん。
切ない昔だと思う。

サイト内カテゴリ