笑顔で吠える妹と霧

短大を卒業して、会社に入って多くの人に囲まれて雇われていた。
だけど、数年たつと、大勢でチームワークを組んで働くのが向かないと痛感した。
残業の時間が長く、チームで進めていくので、やはり噂話が多数。
うわさを好きになればじょうずになっていけるのかもしれない。
だけど、どうでもいいとしか思えない運命なのだ。
厄介なことに、作業がスローな人に合わせるという辛抱ができない、早い人に合わせられない。
そもそも努力が見られない!と感じるだろうが、家族にはそういう運命だと言われた。

夢中で話す父さんと失くしたストラップ
ある気難しい仕事が舞い込んできたとき「大丈夫だろう」と考えていた新人の頃。
当時の自分を含むプロジェクトメンバーのみんなが「過ぎてしまったら大したことないよ」と無責任に取り組んでいた。
見かねた指導担当の先輩が注意した内容が心に残っている。
「目標に向かって、努力をして毎日を費やしたからこそ、業務終了後に成功しただけの話。
だから、あなたたちみたいに甘く構えていて、運よく内容が大したことなかったという意味ではありません。
過ぎれば簡単だったといった本当の意味は、正反対です。
日々しっかり勉強し準備をしたからこそ、能力が有り余って、内容が円滑に進んだと表しています。
じゅうぶんやる気になれましたか?
なめていないで頑張ってください。」
という事だった。
それから、私は頑張って勉強しなんとか収めきることができた。

勢いで叫ぶ姉ちゃんと観光地

私は、小学校入学から、高校生まであまり向学心を持って生活してこなかった。
周りが一生懸命に学習していても、自身は言われた通りの事を仕方なく行うといった感じだったと思う。
だけど、専門学校に入学してから自分の興味のある分野の勉強が始まると、知識がスムーズに頭に入るようになった。
それから、就職をして、研修期間の勉強を経て責任のある業務を任されると、今度は頑張って学習せざるを得なくなった。
疲れたなど思う間もなく、とにかく頭を使う数年が続いた。
学習続きの期間をしばらく体験すると、今度は学生時代に真面目にしなかった学習を見直したいと考えるようになった。
現在では、同じことを考えている人が当時のクラスメイトに何人もいる。

のめり込んで自転車をこぐ兄さんと穴のあいた靴下
御盆だとしても里方から離れて暮らしているとたいして認識することがないが、せめて、仏壇へのお菓子くらいはと考え実家へ配送した。
本家に暮らしていたら、線香を持って先祖の出迎えに行って、お盆やすみの終わりにお見送りに行くのだが、外れて暮らしているので、そうやることもない。
隣近所の方は、香を持って墓におもむいている。
かような状況が目にとびこむ。
ふだんよりお墓の前にはたくさんの乗用車が路駐されていて、人もとても多く視認できる。

笑顔で口笛を吹く子供と夕焼け

少し前、料理の紹介で、マクドナルドのチキンナゲットの味をまねしたレシピといって流していた。
ものすごくおいしそうだなと思って、家内に作ってもらいましたが、マックチキンの味では絶対にないけれど味わい深かったですね。
味わってみたら衣が少し固かったのだけれど、中は、チキンといえばチキンなんだから、自分くらいの味覚では、ちょびっとの違いは何とも思わずめっちゃうまかったです。

汗をたらして口笛を吹く彼と穴のあいた靴下
営業に出ると、1週間ほど帰ってこれない時がある。
非常に、一生懸命頑張ってる感はあるけれど、とても気を張っているので、毎日3時間睡眠。
起きる時間のずいぶん前にもかかわらず、眠いのに目が覚める。
だけど、帰って来た時の解放感は最高だ。
狂ったように遊んでいいことにしているし、寝れるし、しっかり食べる。

勢いで話すあいつと気の抜けたコーラ

何か一つの好きなことを、長期でコツコツ続けているような人に憧れを抱く。
フットボールでも、油絵でも、凄く小さい分野でも
ワンシーズンに一回だけでも、学生時代からのメンバーで、いつものホテルに滞在する!という習慣なども良いと考える。
どんなことでも地道に行うと絶対実用レベルまで達することがあるだろう。
実は、3歳の時、ピアノと版画なんかを習っていたが、続けていればよかったな。
そう実感するのは、部屋のはしっこにに母に貰ったピアノがあるから。
今の自分は全然分からないピアノだけど、そのうちもう一回弾けるようになりたいとという理想がある。

目を閉じてお喋りする妹とアスファルトの匂い
煙草は自分の体に一利もない。
と、指摘されても買ってしまうという。
社会人になりたての頃、業務の関係で紹介されたコンサルタント会社の取締役のおじいさん。
「身体が丈夫なのはタバコとアルコールのおかげです!」なんてハキハキと話していた。
ここまで聞かされると出来ない脱ニコチンはしなくてもいいのかもしれないと思う。

ノリノリで話すあの人とファミレス

ずいぶん昔の学生時代になんとなく見たシネマが、before sunriseで、日本語のタイトルは「恋人までのディスタンス」というものだ。
当時20歳くらいだったお姉さんに、「感動すると思うよ」と勧められた合作映画だ。
旅の帰りの列車の中で初めて会ったアメリカ出身の、イーサン・ホーク演じるジェシーと、フランス人の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌはちょっとだけウィーンを歩き回る話だ。
この映画の変わっているのは、これだ!というハプニングとか盛り上がりなんかが、そんなに無いとこ。
出会ったばかりという2人は、愛することとか平和についてひたむきに討論する。
まだ中学校3年生だった私は、経験不足で幼く、退屈しながら見過ごしたストーリーだった。
十数年が経過しこの前、偶然DVD店で見つけて、これはあの時のと思い借りて、観賞したところ超心に響いた。
特に、レコード店でケイス・ブルームのカムヒアを聞きながら無意識に見詰め合ってしまう部分。
2人とも帰国の時、つまり、別れ際、そこでエンドを迎える。
その時期はぴんと来なかったこのストーリー、期間をおいて楽しむと、また違った見方ができるのかもしれない。
とりあえず、ケイス・ブルームのCDを、ショップより探して聞いている。

湿気の多い仏滅の朝は歩いてみる
梅雨も終わり、今日セミが鳴き出してたのを聞いて、少年は「夏だ。」と感じた。
夏休みを目前に控えた日曜の午前中、少年は縁側で空を見ながらアイスクリームを食べていた。
軒下では風鈴がときおり鳴っていた。
朝から日が強く、日差しが座った少年の足を照りつける。
少年は半ズボン姿だった。
顔を伝って汗が流れ、アイスクリームもとろけてきた。
少年は、近くにある屋外プールのオープンを楽しみにしていた。

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